予防歯科
予防歯科の目的は、生活習慣病であるむし歯や歯周病を毎日のセルフケアによって改善していくことです。
当院では、健康な歯に保つためのセルフケアの指導や、セルフケアだけではカバーしきれない部分を定期的なプロのケアで補うことにより、患者様の口腔環境を守ります。
私たちと一緒に、自然で美しい歯を育てていきましょう。
口腔衛生指導
- むし歯予防の基本はなんといっても歯磨きです。当院の歯科衛生士により、歯のブラッシングの正しい方法や、お口の健康の保ち方などを指導します。
一般歯科
当院の歯科治療では、以下の四つを患者様とお約束します。
- 01歯をできるだけ削らず、元からある歯を活かします
- 02可能な限り、痛みの少ない治療を行います
- 03治療の前の事前の説明[インフォームドコンセント]をしっかりと行います
- 04日々進歩する最新の治療方法を学び、患者様に最もあう治療を提供します
むし歯の治療では、可能な限り歯の神経を保護しています。神経がない歯は非常にもろくなり、亀裂などの原因になります。
また“痛み”とは歯からの重大な危険サインなのですが、神経がなくなるとそのサインを受け取ることもできなくなり、歯の悪化に気づくことが出来ずに進行してしまうことになります。
ですのでながしま歯科では、神経を残すことを第一に考えて治療をします。
むし歯
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むし歯の治療には、下記の三つの方法があります。
- つめる治療
- 小さなむし歯はなるべく削る量を少なくし、詰める治療を行います。当院ではなるべく白い詰め物を使用して、目立たない治療をしております。
- かぶせる治療
- やむを得ず神経をとる治療をした歯や、多数のむし歯箇所がある歯には被せ物をします。
- 抜いてしまった歯を補う治療
- むし歯の症状が進行してしまい、歯が欠損してしまった場合には、ブリッジや入れ歯で補います。それらに違和感を感じる方にはインプラント治療も行えます。
歯周病
- 歯の周りに炎症が起き、歯を支える歯槽骨が減り、最終的には歯が脱落してしまうのが歯周病です。歯周病の治療は長期間にわたり患者さん自身の日々のケアが不可欠になります。
担当の歯科衛生士が指導いたしますので、二人三脚で治療していきましょう。
入れ歯
- 歯を健康に保ち、いつまでも自分の歯で物を噛めれば素晴らしいこです。しかしそれは難しいことでもあります。もし歯を失ってしまった場合には、入れ歯も使用します。
入れ歯は欠損した歯の代わりであるだけでなく、他の健康な歯を守る役割もあります。
また噛むことや噛み合わせは、健康に重大な影響を及ぼします。ながしま歯科では、正しい位置にはまり正しい噛み合わせとなる、フィットした入れ歯を作ります。
小児歯科
むし歯の治療を通して、お子さん自らが自身の頑張りにより治療を成し遂げたという達成感を育みます。
歯を削る恐怖、痛みに少しずつ慣れていけるように段階を踏んだ治療を行います。
むし歯治療をとおして、お子さんの成長を実感してください。
子供は非常にむし歯になりやすく進行も速いです。
それは子供の歯はミクロの穴が沢山あいていて、とても柔らかいからです。また乳歯は永久歯に比べエナメル質が薄くて弱いのです。乳歯はあとから生える永久歯が正しい位置に生えるための道しるべの役割があるので当医院では子供たちのむし歯予防・歯周病予防に力を入れております。
むし歯の治療が終了しても継続的に予防管理ができるよう、以下の点で注意をしております。
- 01大人でも痛いむし歯の治療です。
その子に合った治療方法をいくつかご提案させていただきます。その中で保護者の方が納得のいく治療方法ですすめさせていただきます。
- 02歯医者嫌いにならないように、お子さんをリラックスさせるように、設備、対応等に気をつけております。
- 03定期的に来院頂き、歯科衛生士によるプロフェッショナルなクリーニングを行い、ご自分では落とせないバイ菌の層を除去します。
- 04お子さんの治療もなるべく目立たないよう、白く仕上げます。
- 05歯並びについては月3回矯正相談会を行っております。矯正専門医と一般歯科の連携によりその都度、保護者の方ともご相談致します。
- 06今日の食生活の著しい変化(粘着性の高い柔らかい食物)、家族感染により小学生や中学生の中には歯周病が増えています。いくつかの原因がありますが、食べ物を口移しで与えない、上手に歯を磨くとともに、定期検診で歯周病予防をしていきましょう。
- 07大人の場合も詰めたものが取れたり、詰めたところがむし歯になったり、一度治療したところの再治療が多いと思います。小さい時からむし歯を作らないことが何より大切です。 乳歯が残念ながらむし歯になってしまったお子さんも、新しく生えてくる永久歯はむし歯ゼロで、一生健康に過ごせるようにしていきましょう。
シーラント
- シーラントは奥歯の噛みあう面にできるむし歯の予防方法です。
はえたばかりの乳歯・永久歯の奥歯(特に6歳臼歯)は、深い溝があり、歯ブラシの毛先が入らずどうしても食べかすが残り、ばい菌がたまりやすくむし歯になりやすいです。
そこで、むし歯になる前に歯の溝の部分を薄いプラスチックで埋めるとむし歯の予防になります。その薄いプラスチックが「シーラント」です。
※シーラントは管理が重要
シーラントをしたからと言って歯ブラシなどを怠ってはいけません。
またシーラントは薄いので割れてしまうことがあります。割れたままにしているとシーラントをしていない時よりもむし歯になりやすくなります。定期的に健診を受け、シーラントがきちんとついているかどうか、歯磨き指導、フッ素塗布、食生活に注意するなど総合的な管理が必要です。
家族感染
- ご家族が産まれたばかりのお子さんに口移しでご飯を食べさせたり、同じお箸で食べたり。
そういったことで、家族の口の中の細菌が生まれたばかりのお子さんにうつり、むし歯・歯周病の原因になってしまいます。
そうならないためにも、家族みんなの口の中を綺麗にして細菌を減らす努力が必要です。
フッ素塗布
- フッ素には① むし歯菌が酸をつくるのを抑制する。② フッ素が歯に取り込まれ酸に強い歯を作る。③ 歯の再石灰化を促進する歯を強くしたりする働きがあります。
フッ素を歯に塗布して薄い皮膜でコーティングすることにより表面を保護します。
また、歯をクリーニングした後にフッ素コーティングすることによって、フッ素の効果がより高まります。白くて美しく輝く歯を維持できます。
- フッ素はむし歯の予防と初期のむし歯の進行抑制に対してのみ有効です。
進行したむし歯がある場合は出来るだけ早く受診いただくことをお勧めします。
矯正歯科
矯正治療
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近年の歯科治療は非常に内容が細分化しているため、医科と同様に専門性が重要になってきています。
当院では、矯正治療を専門に行なっているドクターが相談から検査、治療まで完全担当しており、そのため安心して治療を受けることができます。
- 徹底した事前説明
- ドクターが一方的に治療内容を決めて勝手に歯を削られた、抜かれた!なんてことは当院では絶対にあり得ません。患者様のご希望をお聞きした上で考えられる全ての治療方針と、そのメリット・デメリットについてしっかりと説明します。
もちろん医学的な最良の方針をご提案はしていきますが、最終決定は患者様とのご相談で決めていきます。
- 完全担当医制
- 矯正歯科は患者様が希望する微妙なニュアンスが重要になる治療です。
途中で担当医が変更になったのでは、治療上はうまくいっても最初の相談時の細かい希望が反映されないことがあります。
当院では完全担当医制のため、事前に相談した治療内容を遵守するのはもちろんのこと、結婚式や妊娠などの患者様の生活スタイルや治療に対する希望をしっかりと把握して治療をすすめることができます。
治療の流れ
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STEP
01
相談
歯並びや咬み合わせでのお悩みについて詳しくお聞きし、考えられる治療方法などを大まかにお話します
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STEP
02
検査
歯型やレントゲン撮影などの精密検査を行い問題点を分析していきます
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STEP
03
診断
検査結果の説明や治療方針、費用についてご説明します
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STEP
04
治療開始
装置がついてからは1~3ヶ月に1回毎の通院になります(装置の種類によります)
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STEP
05
保定
矯正装置を外した後、動かしていた歯の周りの骨が安定するまでの間は保定装置という歯並びを安定させる装置を使用します
料金
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相談料 |
検査・診断料 |
検置料 |
調節料 |
保定装置料 |
小児矯正 |
成人矯正 |
¥0 |
¥33,000 |
¥330,000 |
¥660,000 ~※小児矯正から 移行する場合は差額分のみ |
¥5,500 |
¥55,000 |
相談料 |
¥0 |
検査・診断料 |
¥33,000 |
検置料 |
小児矯正 |
¥330,000 |
成人矯正 |
¥660,000 ~※小児矯正から移行する場合は差額分のみ |
調節料 |
¥5,500 |
保定装置料 |
¥55,000 |
矯正歯科治療に伴うリスクや副作用について
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- 01最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
- 02歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期問が延長する可能性があります。
- 03装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期問に影響します。
- 04治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のりスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 05歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- 06ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- 07ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 08治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 09治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 10様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 11歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 12矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 13装置を外す時に、エナメル質に徹小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物 (補綴物) の一部が破損する可能性があります。
- 14装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 15装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物 (補綴物) やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- 16あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 17治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 18矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。